
SCでの民族舞踊
世界中でも、UWCほど多様な文化が一箇所に集まる場所もないでしょう。生徒は日々、さまざまなカルチャー・ショックに直面します。ある人にとっての常識は別の国では非常識。お互いをよく知る事で、偏見や誤解が解けることもあります。これもかけがえのない経験です。
一年のプロジェクト・ウィークの時、東欧の人たちとウィーン経由でチェコのプラハへ夜行列車でいった。その中に一人、セルビア人の女の子のともだちもいた。行きは何も問題なかったのに、帰りにオーストリアの国境で、ビザをあえて取得しなかったセルビア人の女の子がオーストリア警官に罰金を請求された。そしてその警官は、あまりお金を持っていない彼女に、所持金を出させ、むりやりそれらを奪い取った。UWCにいる私たちはビザの代わりになる許可証を発行してもらっていたにもかかわらず、そんなものは国境で働くオーストリア人には通用しなかったのだ。彼女は後でお金を返してもらえたが、わたしは、その後彼女が恐ろしさと悔しさにおびえつつ「あのオーストリア人、殺してやる!」と密かにつぶやいたのを、今でも鮮明に覚えている。こんなささいなことが戦争や紛争の火種になるんだ−ということを嫌というほど思い知らされたこともあった。私自身、楽しいこと、悔しいこと、数え切れないくらい経験したけれど、それがあってこそ、今の私があるのであると思うし、ちょっとしたニュースとかでも、その国の友達のことを思い出しては世界を身近に感じられるようになった。本当にすばらしい経験をさせてもらった。
尾崎青子(AD97−99)
懐かしい思い出の一つは2nd yearの9月のある日のことだ。香港カレッジの特色の一つは大都会がすぐそばにあるということだろう。その都会のセブンイレブンの前に僕はヨーロッパ人の友達と路上にすわっていた。紙コップに安価な飲み物を傾けながら、いろいろなことをかたった。
わたしにとってのUWCとは何か特別なことをする場所ではなかった。どこでもできることをする。そしてなぜかそれが友人を育ててくれたのだと今思う。ほんとおもしろかったなあとしみじみ。
下村吉男 (HK97-99)
ある日、せっかくいろんな国から人が集まってるからそれぞれの国の料理を食べてみよう!という話になり、「フードマラソン」なるものを思い付いた。金曜の夜10時にクッキングをスタートし、一時間に一皿ずつ食べるというもの。(ちなみにそれを24時間続ける)たくさん人がいればいるほど面白いんでぜひ試してみよう。でも特に女の子は太ることを覚悟して。
利行 (AC92−94)
ある夜遅くシャワー室に入ると、どうやら先に入っているひとがいるようだった。真っ暗な中、電気もつけずに水の音だけが聞こえてくる。なぜ電気を消しているのか?彼の出身のインドの村では電気がないため、これが普通だそうだ。電気の自由に使えるここイギリスでも、ふるさとのこと、その人々のことを忘れないように、いつも電気を消してシャワーを浴びるんだ、と彼は言った。
有二 (AC '91-'93)
ACに行ってすぐのファイヤーキャンプ。夜ふと目覚めるとイギリス人の男が腹を出して大きないびきをかいていた。自分の中のコンプレックスがひとつ消えた気がした。
津田 顕一郎 (AC 95-97)
何人ものUWCの生徒が卒業後、兵役を迎える。高校生程度の若者が銃を持ち、戦う訓練をする。男子だけでなく、国によっては女子もまったく同様だ。もちろん戦争になれば人を傷つけることになるのだろう。銃に触れることがない日本人として、実際に一緒に時間を過ごした友人が、そうするということはうまく実感できなかった。お互いを理解しようと集まってきた生徒が、それぞれの国に帰るとその国の事情に従わざるを得ない。厳しい審査があるそうだが、良心的に兵役を拒否する生徒も多いのは救いだった。
有二 (AC '91-'93)
2年目の誕生日の日。ちょうど0:00に部屋の外から聞き覚えのある音楽が...
Asian Dayで踊った、盆踊りです。何が何だかわからないうちにドアが開き、ネパール人の友達と後輩のまさが踊りながら入って来ました。
ルームメートと私がベッドの上からあっけにとられているのもお構いなしで、狭い部屋の中を曲が終わるまでまじめな顔で、ぐるぐる踊り続けた二人でした。ネパール人のルペッシュ君は、この盆踊りが大変気に入っているようで、カセットにダビングしてほしいやら、歌詞を書いてほしいやら、かなりの熱の入れようでしたが、振りまで覚えて踊るとは思ってもいませんでした。
皆で、お腹をかかえて笑い続けた楽しい最高のプレゼントでした。今でも誕生日になるとあの時のことが、まっ先に頭に浮かびます。
中村美和子 (AD 89-91)
カレッジ内のディスコで知ったこと。ドイツ人は男も女も、常にひたすら自分でぐるぐる旋回しながら踊る。不思議だ。
有二 (AC '91-'93)
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