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オリキャン報告
渡部祐樹 AC96-98
前号のUNIで御案内した通り、今年のオリキャンは東京都奥多摩の鳩ノ巣で行われました。鳩ノ巣はオリキャンには馴染み深い場所ですが、今年は駅から徒歩30分のバットレスキャンプ場で初めて行われました。30分かけて歩いた山道は、軽いハイキングコースにもなりうるとあって、初日にはキャンプ場につくや否や、新入生・卒業生を問わず目の前にある沢へ飛び込んでいた程でした。
7月の30日からの2泊3日間にわたって行われたキャンプは天候にも非常に恵まれ、大きな事故もなく参加者はのびのびと大自然(!)を満喫しました。
オリキャン初日は自己紹介・カレッジの説明という毎年恒例のパターンでした。今年は、マヒンドラ・カレッジを除く各カレッジとも参加者はある程度いたので、オリキャンの核のこの時間はうまく過ごせたと思います。夕食はタコスでした。皮も粉から作り、ハプニングはありましたが(笑)、本格的で、具が特によくできていて好評でした。
二日目は、朝食のホットドッグをほおばったあと、おにぎりを持って日中にはアクティビティがありました。グループは、御岳山登山グループ、沢登り(川遊び)グループ、そして居残りのまったりグループに分かれました。登山グループは、4人と少なかったのですが、帰ってきたときには充実感に溢れ、より逞しくなって帰ってきました。三年前には、ある新入生が溺れかけるというハプニングがあった川遊びも、今年は何事もなく楽しく過ごせたようです。アクティビティの後には、スイカ割り大会が開かれました。PC93-95の岡崎新さんの大健闘も及ばず、一等賞はスイカをきれいに真っ二つに割ったAC新入生の大日向麻子さんが獲得しました。この日の夕食は、基本的に全員が参加して作りました。今年は新入生のキャンプファイヤー時の出し物をなくし、夕食のインドカレーとトマトシチューを新入生に団結して作ってもらいました。その間に、チャパティー・ラッシー・「わらびもち」を卒業生達が手伝って作り、みんなが少しずつ貢献して評判の夕食になりました。辛いのが苦手だったかた、ごめんなさい。キャンプファイヤー・花火はいつもの通り盛り上がり、延々と朝まで参加者同士のお話が続きました。
最終日の朝、みんなを起こそうとしていた私は、毛布に包まって、火を囲み何人かの新入生たちが徹夜で話していたのを見て、きっとそのエネルギーでUWCででも充実した生活を送ってくれるだろうと感じました。朝のアフリカン・チャイで体を温め、帰りの会をもって、楽しかったオリキャンも終了しました。
交流会・オリキャンと、3泊4日で長すぎるかもしれないと当初は危惧していましたが、実にあっという間に過ぎてしまい、全体としてはうまくいったオリキャンでした。個人的には、オーガナイザー同士での仲も深まり、充実したものになりました。
今年のオリキャンは新入生のためのキャンプだということを思い返し、新入生にとって充実して、楽しめるものにしよう、を目標に企画しました。そのためにまず、オリキャン前日のキャンプ場での卒業生交流会を復活させました。何も企画せず、卒業生同士で一日、思う存分盛り上がってもらい、次の日からのオリキャンをみんなで準備する、また、オリキャンでは卒業生・新入生のタテの交流もヨコの関係と同様に重視する、という目的のものでした。また、食事当番制も復活させ、いろいろな人と共同で食事を作り、話す機会もできるようにしました。その食事もなるべく国際色豊かなメニューを心がけました。NC95-97の森田彩子さんにタコスを、二日目の夕食と最終日のアフリカンチャイをAD93-95の国保奈月さんに手伝ってもらい、メキシコ、日本、インド、イタリア、アフリカ、と三大陸分の食事を作りました。反響もよく、今回のオリキャンの目玉だったので、今後もオリキャンでは、食事の充実を図ってゆくと良いかもしれません。
卒業生交流会では、参加者全員で虹鱒のつかみ取りをし、火を囲んで塩焼きにして食べました(極めて人工的な生簀でしたが!)。夜更かしのためか、次の日の朝はまったりと過ごしましたが、肝心なオリキャンへの準備という面では、オーガナイザーであるなし関わらずいろいろとみんな協力してくれ、うまくいったと思います。
キャンプを終え、帰りの会での意見などを考慮すると、今回のオリキャンで発生した問題点は主に次の2点でした。
1. 一つめは、社会人参加者の不足です。今回は、55人参加の内、社会人は数人でした。ここ数年、社会人の方々のオリキャン参加は減っているようで、今年もこの問題は解決できませんでした。社会人の方々の参加は、今年のオリキャンでもそうであったように、オーガナイザーの大きな助けになるだけでなく、雰囲気も良くなり、特に卒業生の刺激になります。オリキャンは新入生のためのものですが、卒業生、特に新卒の参加者もオリキャンに何かを求めてやってくることがあると思うので、これからも社会人参加を積極的に増やしていってもらいたいと思います。ただ一つ言えることは、社会人参加者を増やそうとすると、制約もされうるということです。これは主に、キャンプの場所、日程、に絡んでくるのですが、とくに今回のように駅から遠いと参加しにくくなってしまいます。また、週末のキャンプ場は混むので、好都合なキャンプ場を予約するには、早くからオーガナイザーが場所を探す必要があります。社会人の方々との交流は別の機会を作る、ということで埋め合わせられる、かもしれません。今回、社会人・卒業生とも口コミで誘われてきた参加者が多かったので、どうかこれからも卒業生同士キャンプに誘い合って頂きたいと思います。
2. 二つ目は、キャンプ場の設定です。今回はとにかく遠かった。です。駅から30分かかり、途中に照明がないということは、特に夜からの途中参加が厳しく、実際、駅までオリキャン中何回か参加者を私は迎えに行きました。社会人の方々は概して途中参加が前提条件なので、キャンプの参加は困難だったかもしれません。これはオーガナイザーの負担も多く、また、食材を搬入する際にも大人数で山道の中を取りにいくという作業が必要でした。ただ、この問題は、キャンプ場の管理者が車で取りにいってくれるということを後で知らされ、私の事前調査で補える問題でした。スイカなどを担いでくれた皆さん、ごめんなさい。
でも、私が強く思うのは、今年は周りから隔離されていた自然の中だったからこそ、参加者の結束が深まり、いいオリキャンになったんじゃないかということです。もちろん、こんな苦労なしに結束してくれるのが一番ですが、「近くのコンビニにビール買いに行こうぜぃ」ということがなく、みんな同じ空間に常にいたこと、そしてオーガナイザーをみんなで恨んで荷物運びをし、同じ苦労をした、ということは大きかったと思います。また、キャンプ場は鳩ノ巣という新鮮さのないところでした。これは改善の余地があると思い、実際違う場所をいろいろ探しましたが、奥多摩以外に都合のいい場所を見つけるのは困難でした。主人公である新入生のことを考えるのなら、思いきって東京から離れたところにしてもいいかもしれませんが、社会人の参加や途中参加者も考慮すると難しそうです。来年のオーガナイザーに期待します。
今年のオリキャンは、皆さんの協力でいいキャンプになりました。ありがとうございました。
PS「皆さん御生存おめでとうございます。(99年8月1日、7月がノストラダムスの予言に反し無事に終わったキャンプの帰りの会にて。AC95-97小島良太さん。)」
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